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建物劣化診断調査について

人間も建物も生まれた(建てられた)時から老化が始まります。
健康で長生きするには、定期的に健康診断を行い、もし病気が発見されれば早急に治療方法を検討し、大事に至らないようにします。さしずめ、建物の劣化診断は人間の健康診断と言えましょう。
適切な修繕工事は、手術や治療にあたります。
まずは、建物の現状を管理組合で正確に把握する事が大切です。

劣化診断調査は、修繕と長期修繕計画の基礎データ

  • マンションの劣化状態を把握する。
  • 修繕工事実施の時期を把握する。
  • 劣化状況を踏まえて、今後の修繕について管理組合各位の合意形成の材料とする。

建物劣化診断調査

  • 各戸にアンケートを配布し、建物の不具合の確認や居住者の意見の聴取を行います。
  • バルコニーの立入調査、共用部の調査を行い、劣化損傷数量の算出を行います。
  • 各部位毎の劣化に対する原因等の推定を行います。
経年劣化による改修・修繕は不可欠。
適切な改修工事により、建物価値を維持します。
すべてを新しく作り替えてしまうスクラップアンドビルド方式で成長してきた歴史は、いまや有限の地球資源の枯渇を招き、森林等の自然を破壊し私たちの生活を徐々に脅かしている現象となっています。
その反省において、マンションの分野でも従来の技術とは異なる省資源・省エネルギー・環境保全の必要性等を考慮したストック重視の新しい改修計画・設計・改修施工の技術や技術者が求められています。
東洋コミュニティサービスでは、その要望に的確にお応えしたいと考えています。
赤外線外壁診断
赤外線外壁診断システム
赤外線装置により外壁タイルや仕上げモルタル等の躯体からの浮部分の有無を調査します。
タイルや仕上げモルタルが剥離していると非常に危険な剥落の原因となります。
外壁付着強度診断
外壁塗装診断
外壁には、塗装部分やタイル部分が多くあり、その種類の調査と劣化度の診断は、塗り替えや貼り替えの仕様を設定するうえで最も重要なことです。
外壁の種類やその素地の状況によっても、補修の範囲や内容が異なってきますので、付着強度など様々な方法により診断します。
ひび割れ診断
外壁ひび割れ診断
コンクリートのひび割れを必要に応じてさまざまな方法で調査します。コンクリートのひび割れの発生の原因は、材料的、施工的、環境的、構造的等、実にさまざまな原因が考えられます。ひび割れを放置していると、鉄筋の腐食や漏水などの原因となり、建物の強度そのものの低下を招きます。
防水診断
防水診断
防水の工法・材料は屋根のアスファルト防水を始めシーリング防水まで多種多様です。
その多種多様な材料の劣化度を工法・使用材料にあった診断方法により測定し、漏水の恐れのある部分の補修・改修範囲を診断します。
金属劣化診断
金属劣化診断
建物の外部仕上げには、鋼材を始めとして、アルミニウム、ステンレスなど色々な金属材料が使用されています。
金属材料である限り腐食という劣化現象を免れる事は不可能です。特に、躯体との接合部の腐食が放置されたままですと、部材の剥落という恐ろしい状態を引き起こすことにもなりかねません。
配管更生・更新工法
更生工事 施工前~施工後
設備診断を実施し、その結果に基づいて、劣化した配管を交換する工法と劣化した配管を更生させ、寿命を延ばす工法などをご提案します。
コンクリートの中性化試験
中性化試験
中性化とは、普段は高アルカリ性で保たれているコンクリートが中性になっていく劣化現象です。
排気ガスや室内の二酸化炭素が内部に侵入し、コンクリートのアルカリ性を示す成分である水酸化カルシウムと反応して、炭酸カルシウムを生成し中性化が進んでいきます。
どの程度中性化が進んでいるかをよく確認しておく必要があります。
塗装材のチョーキング試験
チョーキング試験
チョーキング現象は「白亜化現象」とも呼ばれ、外壁を指で触った時に白い粉がつくことをいいます。白い粉の正体は、雨や紫外線によって塗料の中の合成樹脂が分解され、顔料が粉状になって塗装表面に現れたものです。
チョーキングの進み具合を確認のうえ、適正な修繕内容をご提案します。
設備診断
設備配管検査システム
写真の通り、時間の経過と共に配管内には汚れや錆などが付着していきます。給排水設備機器の劣化および目に見えない配管内部の劣化状況やつまり具合をマイクロスコープや超音波を使い、場合によっては配管部の一部を切断して診断します。

これらの調査結果を報告書としてとりまとめいたします。
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